ヒッポでは、春休みに、オープントラカレという講座が催されます。大学の先生や研究者、ジャーナリスト、ミュージシャンなど、分野を問わず、ヒッポを応援して下さっている方達が、子どもも含めてヒッポメンバーに講義をしてくださるとてもエキサイティングな場です。
今年はオープニングに行われた、中村桂子先生(生命誌研究者、JT生命誌研究館館長)のお話を聞きに行って来ました。
昨年は、震災があり、オープントラカレは中止になりました。それから一年。あの大災害がもたらした私たちの意識への様々な影響は、今なおとても大きなものがあります。先生のお話も、やはりそこから始まりました。
先生が取り上げられたキーワードは”想定外”。
「科学技術に関わる人たちは、それを社会に生かすために様々な研究を積み、様々な想定を重ねて重ねて、実現にこぎ着けることを行ってきた。しかし、自然の猛威を前にして、今回の災害、とくに原発の事故は、あまりに無残な結果となった。そこで政治家やマスコミによって使われた”想定外”ということばに、私たちは違和感を覚えたのではないだろうか? これまでの想定とは、どうだったのか? 私たち人間が持ちうる最大の宝”想像力”が、どこか欠けていたのではないか? 自然に対して、もっと謙虚に望まなければいけないのでは?」
そして、専門の生命の分野での研究のお話しに。
DNAなどの解明がこれほど進んだいまも、まだまだいきものの世界はわからないことだらけ。あるジャングルで、あらゆる生物を採集すると、すでに発見されて名前が付いていたいきものは3%しかなかったとか。
また、人間は進化の最も進んだいきもののように思っているかも知れないけれど、いきものがこの世に誕生したときから今までの歴史を、今この世界に存在するすべてのいきものがさまざまなかたちで引き継いでいることを、アゲハ蝶と人間の味覚の知覚のシステムが全く同じであること(最新の研究成果)などの具体的な例を交えて話されました。
また、機械と人との対比を示しながら、”生きものとしての人間のあるべき姿とは何か?””私たちは、これからどう生きていくべきか?”というようなことをあらためて考えるヒントを、たくさん提示してくださったと思います。
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今年はオープニングに行われた、中村桂子先生(生命誌研究者、JT生命誌研究館館長)のお話を聞きに行って来ました。
昨年は、震災があり、オープントラカレは中止になりました。それから一年。あの大災害がもたらした私たちの意識への様々な影響は、今なおとても大きなものがあります。先生のお話も、やはりそこから始まりました。
先生が取り上げられたキーワードは”想定外”。
「科学技術に関わる人たちは、それを社会に生かすために様々な研究を積み、様々な想定を重ねて重ねて、実現にこぎ着けることを行ってきた。しかし、自然の猛威を前にして、今回の災害、とくに原発の事故は、あまりに無残な結果となった。そこで政治家やマスコミによって使われた”想定外”ということばに、私たちは違和感を覚えたのではないだろうか? これまでの想定とは、どうだったのか? 私たち人間が持ちうる最大の宝”想像力”が、どこか欠けていたのではないか? 自然に対して、もっと謙虚に望まなければいけないのでは?」
そして、専門の生命の分野での研究のお話しに。
DNAなどの解明がこれほど進んだいまも、まだまだいきものの世界はわからないことだらけ。あるジャングルで、あらゆる生物を採集すると、すでに発見されて名前が付いていたいきものは3%しかなかったとか。
また、人間は進化の最も進んだいきもののように思っているかも知れないけれど、いきものがこの世に誕生したときから今までの歴史を、今この世界に存在するすべてのいきものがさまざまなかたちで引き継いでいることを、アゲハ蝶と人間の味覚の知覚のシステムが全く同じであること(最新の研究成果)などの具体的な例を交えて話されました。
また、機械と人との対比を示しながら、”生きものとしての人間のあるべき姿とは何か?””私たちは、これからどう生きていくべきか?”というようなことをあらためて考えるヒントを、たくさん提示してくださったと思います。
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# by ilbhmchan | 2012-03-20 23:37 | ヒッポいろいろ | Trackback | Comments(0)










