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オープントラカレから(その1)

ヒッポでは、春休みに、オープントラカレという講座が催されます。大学の先生や研究者、ジャーナリスト、ミュージシャンなど、分野を問わず、ヒッポを応援して下さっている方達が、子どもも含めてヒッポメンバーに講義をしてくださるとてもエキサイティングな場です。

今年はオープニングに行われた、中村桂子先生(生命誌研究者、JT生命誌研究館館長)のお話を聞きに行って来ました。

昨年は、震災があり、オープントラカレは中止になりました。それから一年。あの大災害がもたらした私たちの意識への様々な影響は、今なおとても大きなものがあります。先生のお話も、やはりそこから始まりました。
先生が取り上げられたキーワードは”想定外”。
「科学技術に関わる人たちは、それを社会に生かすために様々な研究を積み、様々な想定を重ねて重ねて、実現にこぎ着けることを行ってきた。しかし、自然の猛威を前にして、今回の災害、とくに原発の事故は、あまりに無残な結果となった。そこで政治家やマスコミによって使われた”想定外”ということばに、私たちは違和感を覚えたのではないだろうか? これまでの想定とは、どうだったのか? 私たち人間が持ちうる最大の宝”想像力”が、どこか欠けていたのではないか? 自然に対して、もっと謙虚に望まなければいけないのでは?」

そして、専門の生命の分野での研究のお話しに。
DNAなどの解明がこれほど進んだいまも、まだまだいきものの世界はわからないことだらけ。あるジャングルで、あらゆる生物を採集すると、すでに発見されて名前が付いていたいきものは3%しかなかったとか。
また、人間は進化の最も進んだいきもののように思っているかも知れないけれど、いきものがこの世に誕生したときから今までの歴史を、今この世界に存在するすべてのいきものがさまざまなかたちで引き継いでいることを、アゲハ蝶と人間の味覚の知覚のシステムが全く同じであること(最新の研究成果)などの具体的な例を交えて話されました。

また、機械と人との対比を示しながら、”生きものとしての人間のあるべき姿とは何か?””私たちは、これからどう生きていくべきか?”というようなことをあらためて考えるヒントを、たくさん提示してくださったと思います。






# by ilbhmchan | 2012-03-20 23:37 | ヒッポいろいろ | Trackback | Comments(0)

マイウェイ(映画)

実話をもとにしたお話しと聞き、ちょっと興味を持って先週一人で見てきました。
近所のシネコン、観客は数名・・・・やはり・・・評判あまりよくないみたいだし・・・・

確かに、戦闘シーンが多くて、観ていて疲れた。
恋愛や情緒あるエピソードなどを絡めて描いていたら、またちがったかもしれないけれど、
直球過ぎた感じかな。

オダギリジョーとチャンドンゴン、
圧倒的にチャンドンゴンの色気が目立ちました。
美しい男優らしい男優・・・やや古典的な感じがいいですね。
結婚して穏やかさも増したのでは?

国って?国籍って?
愛国心とか何とか巷でいうけれど、
平和な今だからこそ、ちゃんと考えておかなきゃいけない気がしました。

# by ilbhmchan | 2012-02-18 00:46 | お気に入りアレコレ | Trackback | Comments(0)

合宿in 代々木オリンピックセンター

インドから帰国して、羽田からそのままヒッポの会へ。
春と夏の青少年のホームステイプログラムのグループフェロウ(引率者)が集まる合宿がありました。

過去の参加者とこれから出かける人たちが、体験をシェアしたり、聞きたいことを投げかけてみんなでワイワイ話す、って感じの会です。
青少年は、小学校5年生から中学生が主ですから、子育てを終わった私には、改めて新鮮に映る話も多々ありました。出かける国も多様なので、それぞれの違いもやっぱりあります。

一番心に残ったのは、「想定外は当たり前」ってこと。どんなに周到に準備をしたところで、毎回毎回、人それぞれ、新しい経験をするのに伴って、必ず今までと違うことが起こるのは、当たり前。準備っていうのは、ある意味そのための準備だってこと。
いろいろ話を聞いて、行ってからの想像することは大切。準備をする中で、自分なりの計画を立てたり、目標をもつことも、とってもすばらしい。でも、実際目の前で起こることに、逃げずに向かってみることが、新しい自分をつくることになるんだな~って。

これは、子どもたちだけでなく、私たちも同じこと。

合宿参加者の顔ぶれは、ヒッポトランスナショナル広報室のブログ
http://hippomembersvoice.blogspot.com/
でご覧いただけます。

夏にメキシコに行くのがとっても楽しみになりました。
下の写真、
いっしょに行くグループフェロウ3人です。

# by ilbhmchan | 2012-01-31 10:03 | ヒッポいろいろ | Trackback | Comments(0)

インドの結婚式

行ってきました。初インドは、結婚式参加。
2日間の祝宴は、儀式と参列客参加のエンターテイメントの要素を兼ね備えていました。
ホールへの招待客は600人と聞きました。沢山の人が集い、自由に歓談したり、食事をしたり。
儀式は儀式で、参加客とは無関係に新郎新婦と親族の間で執り行われていきます。日本の結婚式と披露宴とは、そこはちょっと違う。

しかし、ヒンズー教の儀式を見ていると、形は違っても、そこにある意味は、どこかに古来の日本の結婚儀式や信仰とも通じるものがあるような気がしました。
新婦の家族は娘を嫁がせ、新郎の家族は新しく嫁を迎えるという構図。子孫繁栄祈願を思わせる儀式。厄除け。義兄弟の契りなどなど・・・・

参加する親族が、途中で衣裳を着替えるのも、面白かったです。

わたしたちも、1日目は着物(娘はゆかた)、2日目は借りたサリーを着ました。

ホールでは、最後に長々と、新郎新婦と色々なグループの組み合わせて、写真撮影大会のように記念撮影がかなり長時間続くのも、面白かったです。彼らや家族をとりまくソサエティーが、何となくわかる気がしました。




# by ilbhmchan | 2012-01-25 00:01 | 交流(人との出会い) | Trackback | Comments(0)

モンチャンからの。。。

娘と一緒に、モンチャンの結婚式に参加することにしました。

初めてのインド。

決めてしまったが、かなりドキドキ・・・そしてワクワク・・・・

一緒に行きたいというヒッポの仲間続出なのが、うれしいです。

# by ilbhmchan | 2011-12-19 00:42 | 交流(人との出会い) | Trackback | Comments(0)

もんちゃんからの嬉しい便り

名古屋大学の留学生、インドのもんちゃん(サングラム君)がうちに来たのは3年前かな。
全くのベジタリアンの彼は、うどんのおつゆさえ鰹だしが入っていると飲むことができず、かなり大変な毎日を送っていたようです。しかし、彼は体も大きくて、とてもおおらかで優しく、日本語も上手でした。

我が家はみんな彼のファンとなり、ヒッポのファミリーの人たちも、そんな彼が大好きになりました。

その彼が、来年1月結婚するとメールをくれました。とっても素敵な彼女との写真と共に。

結婚式に招待してくれているけれど、行けるかな?行きたいな・・・

# by ilbhmchan | 2011-11-30 23:07 | 交流(人との出会い) | Trackback | Comments(0)

一連の講座を終えて

多言語でゆる~く子育て講座
六月から全6コマ、11月20日と23日の講演会をもって終了しました。ポスターなどの案内を見た小さなお子さんのいる方が、ほぼ毎回数組ずつ参加して下さいました。

普段何気なく聞き流していた子どものことばの変化にピピッときた、ことばを通して子どもがいろいろなことを見つけていく過程を面白く眺められるようになった、など、お母さんたちがこどもを見る審美眼をみがいていただけたなら、うれしいです。

ヒッポでは、身体的な要因が特別になければ「人間は誰もがどんなことばでも話せる可能性を持つ」という事実をふまえて、赤ちゃんに学びながら、ことばの自然習得に取り組んでいます。
わたしも初めは、「どうしたら赤ちゃんのように柔軟に何でもマネをしたり、間違いを恐れず何でも話してみることができるんだろう」と、考えていました。
赤ちゃんに学ぶ、ということは、赤ちゃんを観察する、でもなく、赤ちゃんのようにやる、でもない。自分の身体や気持ちの変化に敏感になって、素直にそれを受入ながらも同じ所に留まることなく、真っ直ぐ可能性を信じて努力する(本人は大人のような努力とは思っていないかも)赤ちゃんのその姿を、自分の中に見いだすことだ、と最近心から思うようになりました。

先日の、ばんちゃん(坂東せんせい)のお話しで、「道理を理解することで、人は自由度を増す」というようなお話しがあったと思います。赤ちゃんは、自分の気持ちの赴くままにいろいろしているように見えるけれど、実は、”人は周りとの調和の中でこそ生きることができる”という人間の人間たる道理を、一番わかっているのかも?

子どもたちが生き辛い世の中になってきている気がします。 子育て中の若い人たちだけでなく、さらに大人の私たちが、人の原点”赤ちゃん”に還って考えること。 それもとても大切な事に違いありません。

# by ilbhmchan | 2011-11-30 22:52 | ヒッポいろいろ | Trackback | Comments(0)

対称性の破れがわかっちゃった!かも・・・

高校時代、初めは物理が好きでした。でも、成績はというと数学と同じくオーチンプローハ!ひどいものでした。
物理は自然の秩序を数式で説明するのだから、いくら物理が面白くても数学が苦手な私には無理、とあるときから蓋をしてきた気がします。

今日は、ヒッポのワークショップで、物理学の第一人者、”ばんちゃん”こと坂東昌子先生のお話しをたっぷり一時間半聞く機会に恵まれました。
ばんちゃんは、京都大学大学院で湯川研究室で学ばれ、女性ではじめて物理学会の会長も務められた方。また、大学の中に子どもを育てる環境を、と京都大学内の保育所づくりに取り組まれたパイオニアでもあられます。現在は、NPO知的人材ネットワークあいんしゅたいん 理事長を務められています。そんな”えら~~~い”先生であられる”ばんちゃん”(「せんせい」というのはやめてください、というご本人からの希望で、私たちはそう呼ばせてもらっています)が、なぜ私たちフツーの叔母さんたちのために京都から名古屋までやって来てお話しをしてくださるのかって?
それは、ヒッポで「人間なら誰でも、環境さえあれば自然に周りで話されていることばを話すことができる」という命題のもと「多言語の自然習得」に取り組んでいる私たち、自分たちの体をつかってそれを実験している私たちを、「ほんまにオモロイ人たちやな~」と思って興味をもってくださっているから。
ヒッポを知ったきっかけは、ノーベル物理学賞受賞者・南部陽一郎先生からヒッポの話を聞いて、というから、それもスゴイ!ありがたい嬉しいことです。

まず、この度私が自分で一番感動したこと。
昔習った原子よりもっと小さい素粒子とかクオークとかってものがみつかって、それが物質の最小単位だというイメージだけがなんとなくあったのだけれど、質量があるそれらの他に、光とかヒッグス粒子(まだあまりわかっていない)という物質を作らない粒子があるんだって。質量のあるものがほぼ解明された今、そうでないもの(いわゆるエネルギー)でまだまだわからないものがたくさんあることがわかっているそうだ。目に見えないまだまだなんだかわかっていない力が宇宙には渦巻いている。私たちの周りにも、知らない力が働いているかもしれない(重力だって、普段は意識されないのだから、知らなければないのと同じだもんね)。まだ見ぬどんなエネルギーがはたらいているのかな?

もう一つ、科学ってなにか?何の役に立つのか?ってこと。
今の科学でやっていることは、大きく4つ。
1,ものは何からできているか?
2,宇宙のハシはあるのか?
3,生きるとはどういうことか?
4,考えるとはこういうことか?
その法則を知ることで、人間はより自由になれる。

例えば、原子力事故が起きたとき、まずマニュアルどおりに対応する。でも上手くいかないとき、原子物理の法則をしっていれば、何をしなければならず、何をしなくていいかがわかる。それは、自由に新しい対処を生み出すことにつながるってわけ。

物理は自由・平等をもとにした学問」だそうです。そして、理論を組み立てることも大切だけれど、いろいろな体験から得た感覚、”直感”も、科学する上ではとても重要だそうです。新しい発想は、そこから生まれるんですね。

最後の懇談の時間に、ヒッポのお母さんが「私たちも科学者のように世の中をみられたら、もう少し生き方が違っていたのかな?」と話すと、ばんちゃんは「科学者だけでなくだれでも、日常の中でまわりのことに法則を見つける眼を育てたり、其れを知って生活に活かすことができますよ」と大きな笑顔で言ってくださいました。

ばんちゃんのお話しは、私たちの多言語自然習得での経験と重なるところあり、また新たな示唆にも富み、本当に面白かった。

そして、ゲージ粒子や相転移の話を聞き、「物質は、ある境界にエネルギー・ストレスの大きくかかるところがありながらも対称性を貫く」というイメージが、少しわかったような・・・・やっぱり、わからないような・・・

ばんちゃんの著書「物理と対称性」にサインもいただいたので、風をとおすだけでなく、もう少しじっくり読んでみたいです。


# by ilbhmchan | 2011-11-28 22:02 | ヒッポいろいろ | Trackback | Comments(0)

子育て講座、いよいよ最後

6月から連続でやって来た『多言語でゆる~く子育て講座』もいよいよ最終。

11月20日と23日、素敵な講師をお招きして講演会です。

11月20日(日)10:30~12:30 一宮市民会館
11月23日(祝)10:30~12:30 稲沢市民会館


20日の講師は、安福ゆかりさん。
鎌倉から来てくれます。子育てをしながら、「多言語の自然習得」に取り組み、「赤ちゃんとことばの不思議」をずっと観察しつづけてきた素敵な女性です。

23日の講師は、二村みどりさん。
春日井市在住。お祖母ちゃんには見えませんが、お孫さんの誕生を機に、ますます「赤ちゃんとことば」そして、「人間とことば」の面白さを実感。

今回の講演会では、誰の中にも赤ちゃんのようにことばを話す能力があり、人との関係性の中で、その能力が発揮され、ことばができていく(ことばを創りだしていく)ことを、講師が自分や家族などの体験をもとにはなしてくれます。

参加費無料、託児有り(要申込)  申込は、0120-557-761 へ

# by ilbhmchan | 2011-11-10 23:13 | ヒッポいろいろ | Trackback | Comments(0)

M.I.T.スザンヌ・フリン教授との再会

月曜日実現した夢のような時間。

来日中のスザンヌ先生がヒッポの活動現場・ワークショップ(名古屋国際センター、第五会議室にて)に参加され、私たちのプレゼンテーションを聞き、自らも30年の研究についてのお話しをしてくださったのだ!

先生は、あの世界屈指のマサチューセッツ工科大学教授ドクターであるにもかかわらず、ご自分の事を”スザンヌちゃん”と呼んでください・・とおっしゃるとても気さくでお茶目な女性。本当に偉い方というのは、そういうものなのか・・・以前お会いした山崎和夫先生(京都大学名誉教授)や南先生(大阪市立大学教授)もしかり。

私たちは、スザンヌさんに話を聞いてもらうために、二週間くらい前からプレゼン内容をみんなであーでもない、こーでもない、と試行錯誤を重ねてきた。一週間前のリハーサルでは、たくさんのダメだしや意見が飛び交い、四つのチームそれぞれが、改めてプレゼン内容を整理した。その結果、とても当日のプレゼンはシンプルになり、みんなの伝えたいことのエッセンスが絞り出されるように表現されていたと思う。

慣れない英語での発表で、みんなの緊張はかなりのものだったが、スザンヌさんは、絶賛してくださった。
M.I.T.の院生に聞かせたい!彼らが言語を研究する上で重要な内容を、見事に表現してくれた!
そんなことを言ってくださった、と思う。

連日の講演などでお疲れだったと思うが、自ら40分以上のお話しの後、サインに応じてくださったり、さらに皆の質問に丁寧に答えてくださったり、と、私たちのわがままな要望に本当に真摯に応えてくださった。感謝感謝!

なぜ、私たちのような素人集団にスザンヌさんがこうも興味を持って、誠意を持って接してくださるのか・・・それは、わたしたちが、ウソでないほんとうの”多言語”体験を精一杯体現しながら生きているから・・・、その実験的実践に取り組み続けているから・・・

スザンヌ先生は、政治や権力に押しつけられてではなく、自らの意志で”多言語”を話すというのは、”a Way of Life” だとおっしゃっていました。本当にそうだ、と思いました。私たちは、ペラペラといろいろなことばをただ話したいから言葉をやっているのではない。人として、色々な人と交流し理解し合って生きていきたいと、思っていることを、”多言語する”ことで表現して生きているのです。


週末、もう一度スザンヌさんに会える機会が待っています。スザンヌさんが楽しみにしている富士山の景色を眺めながらのワンナイトトリップ。
3月のボストンでのパーティー(M.I.T.のドミトリーで)では、先生がホストをしてくださり、私たちもアカデミックな雰囲気の中で、ヒッポをさせていただきました。今度は私たちが、先生に気持ちよく過ごしていただけるようお手伝いできたらと思います。

# by ilbhmchan | 2011-10-27 00:29 | ヒッポいろいろ | Trackback | Comments(1)

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